2012年12月31日月曜日

マーチンゲール

マーチンゲール

理論上は、絶対にうまくいくギャンブル法

ただし、机上の空論であり、現実ではほぼ不可能。
まず、賭ける側の資金の問題があり、またそれと同様に賭けられる側の資金の問題がある。
双方ともに資金が青天井ならば、理論上は賭ける側が負けることはない。

例を出した方が、わかりやすいですね。
もともとは、ルーレットで行われた夢の「必勝法」だったようです。
※実際は、破産者続出

ルーレットの赤に1賭けるとします。
赤にとまれば勝ちで、1→2となります。
黒にとまれば、負けですね。1→0です。

もしも負けた場合、次の勝負時に、先ほどの負けの分を取り戻すための賭け方が、いわゆる「マーチンゲール」です。

賭け金は、倍の2にして、赤に賭けます。
赤にとまれば、2→4です。先ほどの負けの分が1なので、トータル1のプラスになるという仕組みです。
ただし、黒にとまれば負けとなります。そうするとマイナスは3になります。

マイナスの3を含めて取り戻すために、次の勝負には、赤に4賭けることになります。(※もちろん、賭けるのは黒でもかまいません。)
勝てば8になり、トータルではプラス1になるという理論です。

つまり、前回の負けた分を含めた勝負を、次に行うことで、トータルでは必ずプラスになるという都合のよい理論なのが、この「マーチンゲール」です。


ただし、問題もあります。
それは初めに書いているように、双方の資金の問題です。

賭ける側が運悪く負け続けると、賭け金は

1→2→4→8→16→32→64→128→256…

というように、倍々で増えていくのです。
「連続して10回負け続ける可能性なんてない」と、思われる方が多いでしょう。
しかし、確率の世界では、連続して10回でも、20回でも負け続けることはありえます。

また、仮に10回連続負けて、次の勝負で512賭けると言った時、賭けられる側が「ノー」という可能性もあります。
つまり、ディーラー側が乗ってこない可能性があるのです。

ですから、現実問題として、「マーチンゲール」は机上の空論とされています。